『バトルライン』のインスト
- ゲームの概要
- 設定・世界観
- ゲームの内容物
- 準備・セッティング
- ゲームの勝敗
- 役(フォーメーション)
- ゲームの流れ
- 山札がなくなったら
- フラッグの確保
- パスはできません…
- ゲームの終了
- 戦術カードを使用する場合
- 上級ルール
- コメント
- 豊田市ボードゲームオープン会
ゲームの概要
プレイ人数:2人専用
対象年齢:小学校高学年以上
プレイ時間:20分程度
作者:ライナー・クニツィア
コメント
2人専用ゲームの中ではかなり好きな部類。
カード運もあるけど、戦略や読みも必要。
1プレイは20分程度だけど1回のプレイでも満足できて、それでも何回でもプレイしたくなります。
箱は持ち歩くには大きいけど、カードとフラッグだけなら小さなケースなどに入れて持ち歩けるので、ちょっと空いた時間に気軽にプレイが出来ます。
設定・世界観
古代の戦争は隊列を組んだ軍同士の間で戦われました。
古代の指揮官たちは自軍の隊列を敵より優位に機動させることにより敵対列の分断、または側面からの包囲を成し遂げ、勝者の栄冠を勝ち得たのでした。
あなたはこの古代の戦術をマスターできるでしょうか?
このゲームであなたが指揮官としてなすべきことは、9個のフラッグをめぐる戦いで敵よりも優位な隊列を作り上げることです。
連続する3個のフラッグ、または任意の5個のフラッグを確保できたとき、あなたは戦場の勝利者となります。
(パッケージから引用)
このゲームは中央に置かれた9個のフラッグを確保することを目指します。
カード3枚を隊列に見立てたポーカーの役と同じ組み合わせで、より強い役(フォーメーション)を作ることで隊列同士の勝敗を決め、連続した3個のフラッグ、または過半数の5個のフラッグを確保したプレイヤーが勝利となります。
はじめはゲームに慣れるため、またこのゲームの奥深さをシンプルに楽しむために「戦術カード」は抜きでプレイすることをお勧めします。
このゲームは後攻が有利なので、初プレイの方やゲーム自体に不慣れな方を後攻にしてあげましょう。2回目からは負けた方が後攻という事で。
ゲームの内容物
カードサイズ
64×89mm
準備・セッティング
「戦術カード」抜きの説明です 。
- フラッグ9個をプレイヤーの間に一列に並べる。
(このフラッグの列を「バトルライン」(戦線、戦列)と呼びます) - 部隊カードをよくシャッフルし、各プレイヤーに7枚ずつ配る。
残りのカードは山札としてバトルラインの端に置く。
ゲームの勝敗
相手プレイヤーよりも強力な役(フォーメーション)を組むことで、フラッグを確保できる。
連続する3個のフラッグを確保、または9個のフラッグの内、5個を確保したプレイヤーの勝利。
役(フォーメーション)
トランプゲームの「ポーカー」とよく似ているので、ポーカーを知っている方ならスムーズに理解できるかと思います。
スリーカードだけ強弱の順番がポーカーと異なるので注意。
(ポーカーのフォーカードに該当する)
強い順に説明。上の方が強い。
ウェッジ(くさび型)…ストレートフラッシュ
同じ色で連番(出す順番は影響なし)
ファランクス(方陣)…スリーカード
同じ数で3枚
バタリオン(大隊)…フラッシュ
同じ色が3枚
スカーミッシャー(散兵)…ストレート
連番で色は統一されていない
ホスト(烏合の衆)…役なし、ブタ
上記に該当しない
同じ役だった場合
ポーカー同様に合計数字が大きい方が勝ち。
役も合計数字も同じ場合は、先に役を完成させた方が勝ち。
(つまり、「8」「9」「10」のウェッジなら先に作れば無条件に勝ち)
ゲームの流れ
- 先攻プレイヤーが自分の置きたいフラッグの前に表向きにカードを1枚出す。
- カードを1枚山札(部隊カード)から補充し、手札を7枚に戻す。
- 後攻プレイヤーも同様。
- 交互に繰り返す。
注意
カードのフォーメーションは3枚1組のため、1つのフラッグの前に4枚目のカードを置くことはできない。
山札がなくなったら
補充はできなくなっても、ゲームはそのまま続行。
フラッグの確保
ゲーム中、勝敗が決まっているフラッグは自分のターン中に確保できる。
互いの役を見比べて、強い方がフラッグを確保する。
双方の役が完成していなくても、場に出ているカード等を見比べて、相手が勝てる可能性がないことが証明できればフラッグを確保する。
注意
カードは場に出て、初めて証明できる。
手札にあるだけでは不可。
フラッグを確保された箇所には、それ以上カードを置くことはできない。
また、負けた部隊のカードを動かすこともできない。
パスはできません…
カードを出すことで不利になるとわかっていても、出せるフラッグの個所がある限りはパスは認められません。
ゲームの終了
一方のプレイヤーが連続する3個のフラッグを確保するか、全体で5個のフラッグを確保した時点で、そのプレイヤーが勝利。
続けてプレイする場合は、勝者は5ポイント、敗者は終了時点で確保していたフラッグの数だけポイントを得る、というルールもあります。
戦術カードを使用する場合
戦術カードはどんな色、数字でも使えるリーダーカードや、優位に進めていた状況をひっくり返すなど強力な効果が多い。
戦術カードを加えることでさらに戦術の幅は広がるが、運要素も強まるので使用するかどうかは好みが分かれるところだと思う。
準備・セッティング
シャッフルして、部隊カードとは反対側のバトルラインの端に置く。
ゲームの流れ
カードを場に出した後に、
- 部隊カードを引く
- 戦術カードを引く
どちらかを選ぶ。
手札7枚を上限として、何枚でも戦術カードを持つことは可能。
戦術カードの制限
強力なカードであるため、以下の制限もある。
- 戦術カードを持っている枚数分、部隊カードが減ることになるので出せるカードの選択肢が減る
- 戦術カードは相手より+1枚しか場に出せない。
相手が1枚も戦術カードを出さなければ、自分は1枚までしか使用できない。
(相手が1枚出せば、2枚目の使用は可能)
通常、パスは認められないルールですが、戦術カードを多く持っていることで「パスをする」可能性が発生します。(かなり特殊なケースだと思いますが)
その場合は、パスをして相手の手番となります。
上級ルール
戦術カードを使用してのルールにも慣れてきたら、上級ルールとして、
- フラッグの確保は手番の最初にのみできる
ルールを採用することで、フラッグの確保が通常よりも遅くなり、戦術カードをより利用しやすくなる、らしいです。(まだやったことないけど)
コメント
先にも書きましたが、実際にやってみてもらうとかなり悩ましく、勝っても負けても
「もう1回!」と言いたくなるゲームです。
フラッグ9か所を置くスペースが必要なので、少し場所は取りますが是非1度はやってみてもらいたいゲームとして紹介しました。
豊田市ボードゲームオープン会
豊田市でボードゲームオープン会を不定期開催しています。
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