『翡翠の商人』のインスト
ゲームの概要
プレイ人数:2~5人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:20分前後
作者:西村裕
どんなゲーム?
プレイヤーは交易商人となって、オークションにより翡翠、香辛料、書物、金、贋金を取引します。
お互いに集めたいカードを見定めながら、読み合いながら、最終的に最も勝利点を集めたプレイヤーが勝利。
設定・世界観
交易という名の黄金が砂漠には眠ります。
あなたは隊商の長となり、翡翠や香辛料など様々な交易品を集めます。
狡猾な配分によって競争相手を出しぬき、最後に最も大きな財産を築くのは誰でしょうか?
ゲームの内容物
カードサイズ
ゲームの目的、勝利条件
全部で7ラウンド、1ラウンドにつき8枚のカードをオークション形式で取り合います。
場に出ている8枚のカードの内、何枚のカードを取りたいか。より少ない枚数をコールしたプレイヤーが優先してカードを取ります。
全てのラウンドが終了した時に手元にあるカードの合計価値(勝利点)が最も高いプレイヤーの勝利。
準備・セッティング
席順と最初のプレイヤーを公平な方法で決めます。
ゲームの流れ
- 山札から8枚のカードをめくり、全員に見えるようにテーブルの中央に並べる。
- スタートプレイヤーから時計回りに、8枚のカードから「何枚取りたいか」という競りをプレイヤー同士でコールしていく。
- 最も少ない枚数を言ったプレイヤーが好きなカードをコールした枚数分選んで、自分のものとし、全員に見えるように置く。
カードを取ったプレイヤーはそのラウンドが終わるまでお休み。 - 残りのプレイヤーで同じように競りを繰り返す。
- 最後の一人になったら場に残っているカードを全て引き取る。
1ラウンドごとに全員が1回ずつカードを取る流れ。
これでラウンド終了。 - 次のラウンドは最後にカードを取ったプレイヤーから始める。
競りのやり方
- 最初のプレイヤーは8枚の内、取りたい枚数をコールする。
- 時計回りに1人ずつ、「より少ない枚数を言う」か、「パス」をする。
- パスをしたプレイヤーはその競りにはもう参加できず、カードを取るプレイヤーが決まるまで順番を飛ばされる。
- 一人を除いて全員がパスしたら、残ったプレイヤーが宣言した枚数だけカードを取る。
「○枚取って、1枚返す」
- 「〇枚取って1枚返す」事もできる。
返すことのできる枚数は1枚だけ。
「贋金」カードは場に返すことはできない。 - 「〇枚取る」より0.5少ない数として扱われる。
つまり、3枚(3.0)>3枚取って1枚返す(2.5)>2枚(2.0) となる - カードを選び取った後、元々持っていたカードから1枚選んで場に出す。
つまり、1ラウンド目には「1枚返す」はコールできない。 - 場に移されたカードは、そのラウンドで他のプレイヤーが取ることになる。
- 「一枚取って一枚返す」が最小で、これより下はない。
ゲームの終了と勝利者
- 山札がなくなったら最後のラウンド。
- 最後のラウンドが終わったらゲームは終了となり、手元にあるカードの合計価値(得点)の計算を行う。
合計価値(得点)計算
「金」
数字がそのまま得点になる。
「贋金」
「金」同様に、数字がそのまま得点になる。
ただし、集めた「贋金」の合計が集めた「金」の合計を上回ってしまった場合は、「贋金」は全て0点になる。
「翡翠」
集めた枚数に応じてカード下表の得点が得られる。
集めれば集めるだけ高得点。
「香辛料」
プレイヤーごとに集めた香辛料の価値を合計し比較する。
- 1番多く集めたプレイヤーは24点
- 2番目のプレイヤーは12点
- 3番目のプレイヤーは6点 が得られる。
得られるのは順番に応じた点数だけで、香辛料自体に点数は無いことに注意。
例えば2人のプレイヤーが同着一位であれば18点ずつ得られる。
「書物」
- 「ABCDE」のセット一組ごとに20点が得られる。
- セットから1枚欠けたものなら10点
- セットから2枚欠けたものは5点
- セットにならないカードは1枚につき1点
1人のプレイヤーが複数セットを完成させた場合、それぞれの点数が与えられる。
「X」は「ABCDE」のどれとしても使え、最後の得点計算の時に何にするか宣言して使う。
「X」もセットにならなければ1点。
勝利者
集めたカードの合計価値(得点)が最も多いプレイヤーが勝利者。
同点の場合はより大きな価値(得点)の金カードを持っている方が勝ち。
コメント
ルールもシンプルだし、各カードには同じカードが何枚存在するかや、得点方法の計算式も記載されているので始めてプレイされる方でも非常に理解しやすい親切設計となっています。
このブログ作るために箱から出したときに気が付いたけど、カードスリーブに入れたときにちょうどよく収まるように中敷きが取れるようになっていた。なんて親切なんだ…。
私の地元:豊田市でブーム来てました(2019年夏)。
自分が「○枚」でコールしたら、相手はこれぐらいでコールして…とか、相手はこれを場に不要として出してくるから今のうちにこちらを集めようか、とか色々考える戦略ゲームです。
内容物もカード56枚だけなので、気軽に持ち歩けて楽しめるゲームです。
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