『ジャイプル』のインスト
- ゲームの概要
- どんなゲーム?
- ゲームの内容物
- ゲームの目的、勝利条件
- 準備・セッティング
- ゲームの流れ
- 市場からカードを取る
- カードを売却する
- 売却中の制限
- ラウンドの終了
- 得点計算
- 新たなラウンド
- ゲームの終了
- コメント
- 豊田市ボードゲームオープン会
ゲームの概要
2010年ドイツゲーム大賞推薦リスト
プレイ人数:2人専用
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:30分
作者:セバスチャン・ポーション
どんなゲーム?
場に出たカードから、より高価な価値を得るカードを相手よりも先に取る。
相手に良いカードを取らせないように駆け引きが必要で、より早く、より多くの枚数での取引を成功させ、勝利点となるルピーを得る。
家畜のラクダも最大限取引に利用するけど、ラウンドの最後には相手よりも多く確保してボーナスを取りたい。
手軽にできるトレードゲームだけど、お互いの手札は場に出ているカードを取り合っているため、お互いに何を狙っているかはわかる。
相手の一歩先を出し抜くのが楽しい2人専用ゲームの名作のひとつと言えるのではないでしょうか。
設定・世界観
2人用の巧妙さが求められる取引のゲーム。
簡単なルール、短いプレイ時間、美しいイラストが特徴です。
競争相手よりも良いレートで購入し、交換し、販売すれば、きっとマハラジャの専属商人になれるでしょう。
(パッケージから引用)
ジャイプルは、インドのラジャスタン州の州都です。
あなたは、対戦相手よりも裕福になって、マハラジャ専属の商人になりたいと思っています。
そのためには、市場で品物(カード)を集めて交換し、売却してルピー(トークン)を稼がなければなりません。
よい取引(カード3枚以上)を成立させると、追加の報酬(ボーナストークン)を獲得できます。
ラクダは、主に市場で複数の品物を欲しいときに、交換するために使います。
ラウンドの終了時、より裕福なプレイヤーが「優秀の証」を受け取ります。
この証を先に2枚集めたプレイヤーが、ゲームに勝利します。
(マニュアルから引用)
ゲームの内容物
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品物カード…55枚
(カードサイズ88 × 68 mm) - トークン類…60枚
ゲームの目的、勝利条件
場に出ているカードを手札やラクダカードと同枚数交換するか、1枚取る。
品物トークンは先にとる方が得点が高いため、相手よりも早く、より高価なトークンとカードを売買する。
できれば3枚以上で売買するとボーナストークンを得られるため狙っていく。
ラウンド終了時に品物トークン、ボーナストークンの合計点と、ラクダカードの多い方が得られるラクダボーナスの合計点が高い方がそのラウンドの勝利者、「優秀の証」を1枚得る。
「優秀の証」を2枚先取した方が勝利。
準備・セッティング
- テーブル中央に、ラクダカード3枚を表向きに並べる。
- 残りのカードをシャッフルして、手札として5枚ずつカードを配る。
残りのカードは裏向きの山札にする。 - 山札の上から2枚のカードをめくり、3枚のラクダの隣に表向きに並べる。
(そのカードもラクダの場合もあります)
これが「市場」
(常に5枚のカードが見えている状態) - 各プレイヤーは手札から全てのラクダカードを自分の手前に表向きに置く。
このラクダが各プレイヤーの「家畜」。
複数枚ラクダカードがある場合、1つの山にして重ねる。
自分が所持しているラクダの枚数は、対戦相手に教える必要はない。 - 品物トークンを種類別に分け、各品物トークンを価格の順番(価格が高いものが上、低いものが下)になるように重ねる。
品物トークンの重なりは、トークンの価格と残り枚数が見えるように配置する。 - ボーナストークンを種類別(3枚ボーナス、4枚ボーナス、5枚ボーナス)に分け、表面を見ずにシャッフルし、別々の山にする。
- ラクダトークンと優秀の証は、ラウンドの最後に使用するので、脇に除けておく。
各トークンの配置が完了すると、下画像のようになります。
【 非公開情報】
ゲームの流れ
- 先手プレイヤーをじゃんけんなどで決める。
- 各プレイヤーは自分の手番に、以下のどちらかを実行する。
【市場からカードを取る】
【カードを売却する】 - 自分の手番が終わったら交代し、相手プレイヤーと交互に、同様にどちらかのアクションを実行する。
市場からカードを取る
カードを取るアクションを実行する場合、以下の選択肢のうち1つを実行する。
【複数の品物を交換する】
【品物1つを取る】
【すべてのラクダを取る】
複数の品物と交換する
市場にある自分が欲しい品物カード2枚以上と、同じ枚数の手札、家畜のラクダカードを交換する。
市場に戻すカードは、手札の品物カードでも家畜のラクダカードでも可能。
組み合わせて戻すことも可能。
【注意】
市場から取ったカードと同じ品物カードを手札から戻すことはできない。
交換は常に2枚以上のカードで行わなければならず、1枚だけ交換することはできない。
品物1つを取る
市場にある品物カード1枚を取って、自分の手札に加える。
空いたスペースに、山札の上からカードを引いて表向きに配置する。
ラクダを取る
市場にあるラクダカードすべてを取って、手札には加えず、自分の家畜置き場に加える。
空いたスペースに、山札の上からカードを引いて市場に出ているカードが5枚になるように表向きに配置する。
【注意】
手札の上限枚数は7枚まで。7枚を超える枚数の手札を持つことはできない。
家畜のラクダカードは、手札の上限枚数7枚には含まれない。
市場からカードを取るときは、品物だけかラクダだけのいずれかを取る。
品物とラクダの両方を組み合わせて取ることはできない。
ラクダを取ることにした場合は、市場にあるすべてのラクダを取らなければならない。
カードを売却する
カードを売却する際、プレイヤーは自分の手札にある品物1種類のカードを選び、好きな枚数を、手札から捨て札へ置く。
売却したカード枚数分の品物トークンを獲得でき、大きく売却するとボーナストークンが獲得できる。
売却は、以下のステップを実行する。
- 手札にある売却したい品物カード1種類を好きな枚数取って、捨て札へ表向きに置く。
- 捨て札にしたカード枚数分、同じ品物トークンを重なりの上から順番に受け取る。
(つまり、同じ品物でも先に取った方が得点が高い) - 受け取ったトークンは、自分の手前に重ねて置く。
(非公開情報なので、点数は教える必要はない) - 3枚以上売却した場合、その枚数に応じたボーナストークンを受け取る。
※ボーナストークンの価値は、引くまではわからない。売却枚数が多くなるほど、高得点。
(ボーナストークンの点数も非公開情報)
売却中の制限
高価な3種類の品物「ダイヤモンド」「金」「銀」を売却するときは、カード2枚以上を同時に売却しなければならない。
もし、その品物トークンが残り1枚であってもカード2枚以上の売却が必要。
その場合は品物トークンは1枚しか取れない。
売却するカードよりも品物トークンの枚数が少ない場合でも、売却するカード枚数に応じたボーナストークンを得ることができる。
【注意】
プレイヤーは、1回の手番中に1種類の品物しか売却できない。
ラウンドの終了
以下の状況になったら、即座にラウンドは終了。
- 品物トークンのうち3種類がなくなったとき
- 市場の空きスペースを埋める際に、山札のカードが足りなくなったとき
(山札がなくなっても場に5枚カードが出ていれば続行)
得点計算
ラウンドの終了時点で、お互いに家畜にあるラクダカードの枚数を比べて、枚数が多いプレイヤーは5ルピーの価値があるラクダトークンを受け取る。
どちらのプレイヤーもラクダトークンを受け取ることができない。
各プレイヤーは、トークンの価値を合計し、どちらのルピーが多いかを決定する。
ルピーが多いプレイヤーが、「優秀の証」1枚を受け取る。
ルピー(勝利点)を合計するとき、10点ずつに分けてから合計すると、効率的です。
ルピーの合計点が同じ場合
両者のルピーが同額の場合、ボーナストークンの所持枚数が多い方が「優秀の証」を受け取る。
それも同数の場合、品物トークンの枚数が多い方が証を受け取ります。
新たなラウンド
次のラウンドを開始するため、ゲームの準備をする。
前のラウンドで負けた方が先手。
ゲームの終了
どちらかのプレイヤーが2枚目の優秀の証を手に入れると、その時点でゲームは終了。
優秀の証2枚を手に入れたプレイヤーが勝者となって、マハラジャのお抱え商人に任命されます。
プレイのヒントについて
説明書にはプレイのヒントが掲載されていますが、このブログではゲームの攻略やコツなどには触れないようにしているため、省略します。
自分で攻略方法を考えるのが楽しいですよね。
コメント
「バトルライン」とはまた違った面白さを持つ2人専用ゲームです。
2人専用の「宝石の煌めき 」みたいなイメージ。
気軽にプレイできて、何度も遊べる、お勧めゲームです。
豊田市ボードゲームオープン会
豊田市でボードゲームオープン会を不定期開催しています。
告知はTwitter、Facebookにて行っています。
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