『新キング・オブ・トーキョー』+拡張版のインスト(ルール確認用)
放課後さいころ倶楽部では拡張版の「新・キング・オブ・トーキョー パワーアップ」も使用して紹介されていたので、拡張版込みで紹介します。
拡張版が入ることで、各モンスターの個性が生まれます。
逆に言えば、個性がないように(キャラごとの特性の差がないように)プレイしたい方は、拡張版なしでプレイすることをお勧めします。
- ゲームの概要
- どんなゲーム?
- 設定・世界観
- ゲームの内容物
- コンポーネントの見方
- ゲームの目的、大まかな流れ、勝利条件
- 準備・セッティング
- ゲーム手番順とスタートプレイヤーの決定
- ゲームの流れ
- ゲームの終了
- パワーカードの解説
- キング オブ トーキョー パワーアップ(拡張版)について
- 内容物
- 「拡張版」選択ルール:突然変異進化
- コメント
- 豊田市ボードゲームオープン会
ゲームの概要
プレイ人数:2人~6人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:プレイ人数×15分
作者:リチャード・ガーフィールド
どんなゲーム?
設定・世界観
キング・オブ・トーキョーは、プレイヤーが突然変異モンスターや暴走ロボット、不気味なエイリアンとなって、大混乱のバトルを繰り広げる2~6人用ゲームだ。ダイスをふって戦略を選べ。敵を攻撃するか?傷を癒やすか?モンスターを強化するか?勝利への道を踏みしめるのは君だ!(マニュアルより引用)
ゲームの内容物
- モンスターボード×6枚(+拡張で1枚)
あなた自身であるモンスターを意味する。
名前、勝利ポイントのダイヤル、ライフポイントのダイヤルがある。
(通常、ライフポイントの最大値は「10」) - トーキョーボード×1
トーキョー都(TOKYO CITY)とトーキョー湾(TOKYO BAY)の2つの区画に分けられたトーキョーを表わしている。
ルールやカードで“トーキョー”を指す場合、この両方を意味する。 - 黒ダイス×6個
ダイスには6つのシンボルがあり、自分のターンに行えるアクションを表わしている。
・数字1、2、3
勝利ポイントの獲得
・稲妻マーク
エネルギーキューブの獲得
・モンスターの手マーク「攻撃」
敵モンスターを攻撃してライフポイントを失わせる
・ハートマーク「回復」
ライフポイントの獲得 - パワーカード×66枚
カード名、エネルギーキューブで支払うコスト、タイプ(保持/破棄)、効果が書かれている。
パワーカードは2つのタイプのいずれか
・保持:ゲーム終了、またはそのカードを捨てる指示があるまで、そのカードを表向きにして自分の前に保持する。
・破棄:カードの効果をただちに解決し、その後捨てる。 - 進化カード×56枚(拡張版)
各モンスターに対応する進化カードが8枚ずつ。 - 紙製フィギュア
各自が使うモンスターを表している。
最初は自分の手元に置いておく。
トーキョーを支配したら、自分のモンスターをボード上のTOKYO CITYかTOKYO BAYに置く。 - エネルギーキューブ×たくさん
手に入れたエネルギーキューブは手元に置いておく。
カードの購入や一部のカードの効果の発動のために使用する。 - トークン×28枚、緑ダイス×2個
トークンや緑ダイスは、特定のパワーカードで使用する。
トークンの種類…擬態、煙幕、縮小、毒 等
コンポーネントの見方
ゲームの目的、大まかな流れ、勝利条件
あなたは、あらゆる手段を使ってキング・オブ・トーキョーを目指す巨大モンスターです。
あなたが暴れた爪痕は、勝利ポイントという形の栄光として刻まれます。誰よりも先に勝利ポイント20点を集めれば、あなたの勝利です。
あるいは、敵をすべてなぎ倒して排除してしまいましょう。
最後に生き残っていたものが勝者です!
(マニュアルより引用)
準備・セッティング
次の手順で準備を行う。
- 各プレイヤーはモンスターを1つ選び、そのフィギュアとモンスターボードを受け取る。
モンスターのライフポイントを10に、勝利ポイントを0に合わせる。 - (拡張版の準備)
自分のモンスターに対応する進化カード8枚を受け取る。
進化カード8枚をシャッフルして自分の前に置き、自分用の山札にする。
各モンスターは進化カードをスタート時に1枚持った状態でゲームを開始する。自分用の山札からカードを2枚引き、そのうちの1枚を選び、他プレイヤーには見えないように手札とする。
もう1枚は山札に戻してシャッフルする。
手札の進化カードは特に使用するタイミングが書かれていなければ、いつでも(他プレイヤーのターン中でも)使用することができる。 - トーキョーボードをテーブルの中央の、すべてのプレイヤーの手の届く場所に置く。
- パワーカードはシャッフルして山札にし、一番上から3枚のカードを表向きにしてトーキョーボードの脇に並べる。
(常に3枚が表向きになっている状態) - トークンをパワーカード近くに置いておく。
- 黒ダイス6個をテーブルの中央に置く。
緑ダイスは脇に置いておく
(カードによって、使うことがある) - エネルギーキューブはボード脇に一箇所にまとめておく。
プレイヤー数による違い
- 2~4人ゲーム
TOKYO CITYのみ使用。 - 5-6人ゲーム
TOKYO CITYとTOKYO BAYの両方使用。
ゲーム手番順とスタートプレイヤーの決定
ゲームは時計回りに進行する。
各プレイヤーは黒のダイス6個振り、『攻撃』を最も多く出したプレイヤーがスタートプレイヤー。
目の数が同じ場合、差がつくまでダイスを振りなおす。
ゲームの流れ
手番で実行する手順
- ダイスをふる
- ダイスの目を解決する(実行する)
- 進化カードを引く(拡張版)
- TOKYOに入る
- パワーカードを購入する
- ターンを終了する
1.ダイスをふる
ダイスは最大3回まで振り直すことができる。
振り直さないことも選択できる。
- 1回目
黒ダイス6個(指示がある場合は+緑ダイス)を振る。 - 2回目
出た目のうち残したいダイスは脇によけ、残りのダイスのみを振る。 - 3回目
脇によけた分も含め、好きな個数のダイスを再び振り直すことができる。
ダイスの目が確定したら、続いてダイスを解決するステップに進む。
2.ダイスを解決する(実行する)
ダイスの目は好きな順番で解決できるが、すべてを解決する義務がある。
最終的に出たダイスの目が、このターンに自分が行うアクション。
勝利ポイント(数字の1、2、3)
1か2か3の目が3個出ている場合、その数だけ勝利ポイントを得る。
(同じ数字の目が2個以下の場合は、何も起きない)
同じ目が4個以上ある場合、3個を超える1個につき追加で勝利ポイントを得る。
- 「1」が3個で1点、4個目から追加で1点(1点+1点=2点)
- 「2」が3個で2点、4個目から追加で1点(2点+1点=3点)
- 「3」が3個で3点、4個目から追加で1点(3点+1点=4点)
エネルギー
出た目1個につき、場からエネルギーキューブを1個もらい、自分の前にリザーブとしてまとめておく。
エネルギーキューブは、上限なく保持できる。
攻撃
出た目1個につき、自分と同じ場所にいないモンスターを攻撃する。
攻撃されたモンスターは出た目の数分ライフポイントを失う。
- 自分がTOKYOにいて、攻撃を出した場合
TOKYOの外にいるすべてのモンスターに攻撃する。 - 自分がTOKYOの外にいて、攻撃を出した場合
TOKYOにいるすべてのモンスターに攻撃する。
TOKYOにいるモンスターの選択
TOKYOにいて、攻撃を受けたモンスターはTOKYOを脱出して離れるか、あるいはTOKYOに残るかを選ぶことができる。
(TOKYOを脱出しても、攻撃ダメージは受ける)
TOKYOを脱出した場合、攻撃したモンスターが入れ替わりでTOKYOに入る義務がある。
【注意】
ゲーム開始時はトーキョーにはモンスターはいないので、最初のモンスターは「攻撃」を出しても、どのモンスターも攻撃は受けず、ライフポイントを失わない。
その後、そのモンスターがTOKYOに入る。
【注意】
パワーカードの効果により失ったライフポイントは攻撃によるものとは異なる扱い。
TOKYOを脱出できるのは、攻撃によりライフポイントを失った場合のみ。
ライフポイントが「0」になったモンスターの処理
誰かのモンスターが最後のライフポイントを失って「どくろマーク」が出た場合、そのモンスターは退場する。
(退場プレイヤーの保持カードとエネルギーキューブは捨てる)
回復
TOKYOの外にいる場合、回復1個につきライフポイントを1得ることができる。
トーキョーにいる場合、回復のダイス目では回復することはできない
(パワーカードの効果で、回復は可能)
【注意】
回復ダイスではライフポイント10を超えることできない。
ライフポイントが10を超えるのは、パワーカードの効果による時だけ
3.進化カードを引く(拡張版ルール)
ダイス解決フェイズの後、回復の目が3個以上出た場合、進化カードを2枚引き、1枚を手札に残してもう1枚を捨てる。
進化カードは使用するまで裏向きのまま手札に残す。
カードに特にタイミングが指定されていなければ、他のプレイヤーのターン中に使用することも可能。
進化カードは2種類
- 一時的進化
使用後は捨てる。 - 継続型進化
使用して自分の前に表向きに置く。
効果は置かれている間有効。
【注意】
進化カードを引くのは追加ボーナス扱いのため、回復ダイスを使い回復もできるし、回復ができないTOKYOにいても進化カードを引くことは可能。
進化カードを引くことによるデメリットはない。
自分の進化カードの山札が空になったら、捨てたカードをシャッフルして新たな山札を作る。
4.TOKYOに入る
誰もTOKYOにいない状況で「攻撃」の目が出た場合、自分のモンスターがTOKYOに入る義務がある。
他モンスターからの攻撃ダイスによりライフポイントを失った場合のみ、TOKYOから脱出できる。
その時攻撃したモンスターが入れ替わりでTOKYOに入る義務がある。
【注意】
ゲーム開始時にはTOKYOにはモンスターはいないため、開始プレイヤーが攻撃ダイスを出した場合は、このステップでTOKYOに入ることになる。
5~6人ゲームの場合
TOKYO CITYが埋まっていて、TOKYO BAYが空いている場合は、攻撃ダイスを出したプレイヤーのモンスターがTOKYO BAYに入る義務がある。
TOKYO CITYやTOKYO BAYにいるモンスターは、どちらも”TOKYOにいる"ものとみなす。
TOKYO BAYはTOKYO CITYと同じ効果を持つ。
ゲームの残り人数が4人以下になった場合、TOKYO BAYにいるモンスターはただちにTOKYO BAYを出なければならない。
ただしTOKYO CITYが空いている場合はTOKYO CITYに移動する。
TOKYOの効果
TOKYOにいることにより、メリットとデメリットとがある。
TOKYOにいるメリット
・TOKYOの支配を得る(TOKYOに入る)たび勝利ポイント1を得る。
・TOKYOにいる状態で自分のターンを迎えると勝利ポイント2を得る。
TOKYOにいるデメリット
- パワーカードにより回復効果を得ることはできる
- 回復はできなくても、ハートマーク3つで進化カードを得ることはできる。
攻撃の対象
攻撃の対象は、自分がTOKYO内、TOKYO外、どちらにいるかで決まる。
- TOKYOにいるモンスターが攻撃ダイスを出したら、TOKYOの外にいるすべてのモンスターがライフポイントを失う。
- TOKYOの外にいるモンスターが攻撃ダイスを出したら、TOKYOにいるすべてのモンスターがライフポイントを失う。
【注意】
TOKYOにいるモンスターは攻撃ダイスによりをライフポイントを失った場合のみ、TOKYOから脱出できる。
その後、攻撃したモンスターが入れ替わりでTOKYOに入る義務がある。
5.パワーカードを購入する
エネルギーキューブがあれば、3枚の表向きになったパワーカードから好きな枚数購入することができる。
パワーカードを購入するには、カードに書かれたコスト分のエネルギーキューブを支払う。
カードが購入されたら、ただちに空いた場所に山札の一番上のカードを公開して置く。
欲しいカードがない場合
エネルギーキューブ2個を支払うことで表向きの3枚のパワーカードをすべて捨てることもできる。
その後、新たに山札からカードを3枚公開する。
新たに公開されたカードをただちに購入することもできる。
エネルギーキューブが残っているかぎり、カードは何枚でも購入でき、何回でも捨てることができる。
6.ターンを終了する
パワーカードの中には、ターンの終了時に効果を発動する物もある。
それが終わったら手番を終了し、ダイスを左隣のプレイヤーに渡す。
ゲームの終了
ターンの終了時点で、いずれかのモンスターが勝利ポイント20に達しているか、生き残っているモンスターが1体だけの場合、ゲームは終了する。
勝利ポイント20に達した、または最後の生き残りのモンスターが
「キング・オブ・トーキョー」の栄誉を得ます!
勝利ポイント20とライフポイント0が同時だった場合
勝利のためには、ターンを生き残る必要がある。
(勝利判定はターンの終了時であるため)
もし、すべてのモンスターが同じターンに退場した場合は、全員の敗北となる!
パワーカードの解説
マニュアルには一部例外ケースやわかりにくいパワーカードの処理について記載があります。
模倣
「他人の保持カードと同じ効果を自分にも発動する」
模倣によりコピーしたカードの効果は、そのカードを今プレイしたかのように処理する(トークン等)。
コピー元のカードが捨てられたら、模倣の現在の効果は終了し、トークンは手元に戻す。
次のターンの間始時(ダイスを振る前)に、エネルギーキューブ1つを支払うことで他の保持カードの上にトークンを置き直すことができる。
日和見主義
「新たなパワーカードがめくられるたびに、自分のターンでなくても優先して購入することができる」
(模倣により)複数の日和見主義がある場合、現在のターンのモンスターから時計回り順で、先に順番が来る日和見主義が、先に新たなカードを獲得する権利がある。
毒吐き&縮小光線
「ダメージを追加したり、振るダイスの数を減らす」
毒や縮小トークンは、対応するカードが捨てられてもそのまま残る。
このトークンは、TOKYOにいる間は取り除けない。
(取り除くために回復ダイスで回復する必要があるため)
そのため、トークンを取り除くためには、TOKYOの外にいる必要がある。
炎の噴射
「左右両隣に座っているプレイヤーがライフポイント1を失う」
ライフポイントを失うプレイヤーのモンスターが同じ場所(TOKYO内、TOKYO外)にいてもライフポイントを失う。
2人のみ残っている場合は、相手はライフポイント1のみ失う。
変身
「保持カードを捨てることで、カードと同じコストのエネルギーキューブを得る」
保待カードはターン終了ステップに捨てる。
別のカードの効果によって、そのカードを安く買った場合でも、表記のコストに等しいエネルギーキューブを受け取れる。
キング オブ トーキョー パワーアップ(拡張版)について
トーキョーの王者争いもレベルアップだ!
モンスターは進化し、新たな力を手により強力になった!
それぞれがゲーム中に獲得し使用できる進化カードを手にしたのだ。
さらにこの街に新たな挑戦者が現れた。
打撃の技は誰が見ても一級品のそのモンスターは、恐るべきパンダカイだ!
(マニュアルから引用)
内容物
進化カード×56枚
サイバーバニーとクラーケン
(『キング・オブ・トーキョー(初版)」に登場)専用進化カード
トークン×8
パンダカイのモンスターボード
紙製フィギュア+プラスチック製スタンド
「拡張版」選択ルール:突然変異進化
この選択ルールを使うと、「パワーアップ!」をより競技的に楽しむことができる。
(各プレイヤーが選んだモンスターの進化カードを混ぜて、選択するルール)
- 使用するモンスターの進化カードをすべてまとめてシャッフルし、各プレイヤーに進化カードを8枚ずつ配る
(自分のモンスターの物でない進化カードが来る可能性もあります) - 各プレイヤーは手元に配られた8枚の進化カードから1枚選び、裏向きにして自分の前に置き、残った7枚の進化カードを自分の左隣のプレイヤーに渡す。
- 続いて、各プレイヤーは受け取った7枚の進化カードを確認し、同様に1枚を選び、残り6枚を左隣に渡す。
- これを全員が8枚ずつの進化カードを選ぶまで繰り返す。
- 各プレイヤーは自分用の進化カードの山札として、シャッフルして裏向きに置き、ゲームを開始する。
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