『赤ずきんは眠らない』のインスト
ゲームの概要
プレイ人数:3人~6人
対象年齢:6歳以上
プレイ時間:20分
作者:佐藤純一
どんなゲーム?
ラウンドごとにオオカミ(襲う側)となるプレイヤー、赤ずきん・子ブタなどの守る側のプレイヤーを決める。
オオカミがどのプレイヤーを襲いに行くのか、自分が襲われると思えば「トラップを仕掛ける」を選び、自分が襲われないと思えば「おやすみなさい」の二者択一。
面白いのは誰がどの役割を担当するかは前のラウンドでポイントが減ったプレイヤーが選択すること、役割を選ぶ段階から始まる心理戦。
赤ずきん(3点)を選んで高ポイントを狙っていくのか、狙われにくい子ブタ(1点)を選ぶのか。
パッケージはグリム童話の絵本でダークなイメージですが、内容物のカードや得点トークンはハート型で可愛らしく、小さな子供から女性にも受けが良い、それでいて簡単に楽しめる、心理ゲームです。
設定・世界観
「はらぺこオオカミ」がやってくる!
「トラップ」で撃退するか
「おやすみなさい」で得点するか
手軽に心理戦が楽しめるカードゲーム!
(パッケージから引用)
『赤ずきんは眠らない』は、手軽に心理戦が楽しめるゲームです。
プレイヤーは「赤ずきん」「おやぶた」「こぶた」「はらぺこ狼」のいずれかのキャラクターを担当します。
「はらぺこ狼」は、他のプレイヤーを食べることができると、食べた相手から点を奪うことができます。
しかし「トラップ(罠)」に引っかかると点を失ってしまいます。
「赤ずきん」「おやぶた」「こぶた」は、「はらぺこ狼」が来る前に、「おやすみなさい」するか「トラップ」をしかけるか選びます。
「トラップ」を選ぶと、「はらぺこ狼」が来た場合、「はらぺこ狼」から点を奪うことができます。
しかし「はらぺこ狼」が来なかった場合、得点することができません。
担当するキャラクターを変更して繰り返し、10点以上手に入れたプレイヤーが勝者となります。(マニュアルから引用)
ゲームの内容物
キャラクターカード … 6種類 各1枚
おうちタイル … 6枚
進行早見表 … 6枚
得点トークン
丸型/透明 1点 … 24個
ハート型/赤 5点 … 6個
ゲームの目的、勝利条件
オオカミ以外のキャラクターは「おやすみなさい」か「トラップ」を選択して、自分のキャラクターカードで隠す。
オオカミはどのキャラクターを食べに行くのか選び、そのキャラクターの前にカードを置く。
指定されたキャラクターが「おやすみなさい」ならオオカミに食べられてしましまいます。
食べたキャラクターのカードに書かれていた数だけ、相手の得点を奪います。
逆に「トラップ」であった場合は、オオカミはやっつけられてしまいます。
オオカミをやっつけたプレイヤーは、カードに書かれていた数だけ、オオカミから得点を奪います。
オオカミに狙われなかったプレイヤーは、「おやすみなさい」を選択していた場合、キャラクターカードに書かれていた数だけ得点をもらいます。
「トラップ」だった場合、何も起こりません。
得点を失った人が、次に誰がどのキャラクターカードを担当するか決めます。
以上を繰り返し、誰かが10点以上先取したらゲームは終了し、勝者となります!
準備・セッティング
得点トークンを場の中央に広げておく
(これが「山」)
プレイヤーが3人の場合、全員に得点トークンを3点ずつ配る。
4人以上の場合は全員0点からスタート。
全員におうちタイルを1枚ずつ配る。
プレイヤーの人数に合わせて、キャラクターカードを用意する。
(キャラクターカード右下にプレイ人数に応じて使用するマークが書いてあります)
- プレイヤーが6人の場合
キャラクターカード6枚全て使う。
- プレイヤーが5人の場合
「はらぺこ狼」「赤ずきん」「おやぶた」「こぶた」「こぶた」
- プレイヤーが4人の場合
「はらぺこ狼」「赤ずきん」「おやぶた」「こぶた」
- プレイヤーが3人の場合
「はらぺこ狼」「赤ずきん」「こぶた」
一番はらぺこのプレイヤーが、最初の「はらぺこ狼」となる。
- すべてのキャラクターカードを受け取り、「はらぺこ狼」を自分に配る。
- 残りのキャラクターカードを他のプレイヤーに1枚ずつ配る。
誰にどのキャラクターカードを配っても良い。
以上で準備は終了。
ゲームの流れ
【おうちタイルの配置】
「はらぺこ狼」でないプレイヤーは「おうちタイル」を、「おやすみなさい」か「トラップ」か、どちらかを表に決めて、他プレイヤーに見られないように自分のキャラクターカードの下に隠して置く。
「はらぺこ狼」が自分を食べに来ないと思ったら「おやすみなさい」
食べに来ると思ったら「トラップ」。
【はらぺこ狼の行動】
全員が「おうちタイル」を置いたら、「はらぺこ狼」のプレイヤーはどのキャラクターを食べに行くか1人決め、そのキャラクターカードをめくり、「おやすみなさい」か「トラップ」かを明らかにします。
「おやすみなさい」だった場合
「はらぺこ狼」はそのキャラクターを食べてしまいました。
「はらぺこ狼」のプレイヤーは、相手のキャラクターカードに書かれた数だけ、山から得点トークンを取る。
※「こぶた」なら1点、「おやぶた」なら2点、「赤ずきん」なら3点。
食べられたキャラクターのプレイヤーは、自分のキャラクターカードに書かれた数だけ、得点トークンを山に返す
このとき、ゼロより小さくなる事はない。
「トラップ」だった場合
「はらぺこ狼」は「トラップ」でひどい目に遭い、食事にはありつけません。
「はらぺこ狼」を「トラップ」に引っ掛けたプレイヤーは、自分のキャラクターカードに書かれた数だけ、山から得点トークンを取る。
※「こぶた」なら1点、「おやぶた」なら2点、「赤ずきん」なら3点。
「はらぺこ狼」のプレイヤーは相手のキャラクターカードに描かれた数だけ、得点トークンを山に返す
このとき、ゼロより小さくなる事はない。
【はらぺこ狼に狙われなかったキャラクター】
「はらぺこ狼」に狙われなかったプレイヤーは、自分のキャラクターカードをめくり、「おうちタイル」を公開する。
- 「おやすみなさい」だった場合
キャラクターカードに書かれた数だけ、山から得点トークンを取る。
※「こぶた」なら1点、「おやぶた」なら2点、「赤ずきん」なら3点。
- 「トラップ」だった場合
得点トークンをもらうことができない。失うこともない。
【次ラウンド:新しいキャラクターの選択】
10点以上を獲得しているプレイヤーがいない場合、ゲームは続行。
得点トークンを失ったプレイヤー(※)は、全員のキャラクターカードを集めて、自分を含む全員に新たにキャラクターカードを1枚ずつ配る。
※「はらぺこ狼」に食べられてしまったプレイヤー、または「トラップ」に引っかかった「はらぺこ狼」のプレイヤー。
誰にどのキャラクターカードを配っても良い。
(自分がオオカミでも、赤ずきんでも、他キャラクターでも良い)
配り終わったら新しいキャラクターカードで上記を続ける。
上記を繰り返し、誰かの得点トークンが10点以上になった時点でゲーム終了
ゲームの終了
誰かの得点トークンが10点以上になると、ゲームは終了し、そのプレイヤーが勝者。
10点以上になったプレイヤーが同時に複数出た場合、以下の優先順位で勝者を決める。
- 10点以上になった回に、「はらぺこ狼」で得点したプレイヤー、または「トラップ」で得点したプレイヤーが最優先
- 「おやすみなさい」で10点以上になったプレイヤーが複数出た場合、時計回りで「はらぺこ狼」のプレイヤーに1番近いプレイヤーが勝利
選択ルール(練習、初心者にもオススメ)
プレイヤーが4人以上の場合でも、3人プレイ同様に、全員に3点ずつ配ってゲーム開始。これにより、プレイ時間が短くなる。
プレイのヒントについて
説明書にはプレイのヒントが掲載されていますが、このブログではゲームの攻略やコツなどには触れないようにしているため、省略します。
自分で攻略方法を考えるのが楽しいですよね。
コメント
可愛いコンポーネント、子供でも分かる世界観で女性や子供にも楽しめる作品です。
ただ、心理戦が苦手な方、やってて苦しくなる方には向きません。
(実際にいらっしゃいました…)
必ず誰かがポイントを得るか失うため、勝利となる10点が近づいてくるとキャラクター選択からじりじりと悩み始めます。
「おやぶた」が加わる4人以上~6人がおすすめなゲームです。
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