『インカの黄金』のインスト(ルール確認用)
- ゲームの概要
- どんなゲーム?
- 設定・世界観
- ゲームの内容物
- コンポーネントの見方
- ゲームの目的、大まかな流れ、勝利条件
- 準備・セッティング
- ゲームの流れ
- ターンの流れ
- ゲームの終了
- コメント
- 豊田市ボードゲームオープン会
ゲームの概要
プレイ人数:3人~8人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:20分前後
作者:ブルーノ・フェイドゥッティ、アラン・ムーン
どんなゲーム?
進めば高得点。
だけど障害カードが出てくると無得点のチキンレース。
設定・世界観
あなたは冒険者仲間とともに古代インカの神殿の遺跡を探検しています。
目指すは、出土するトルコ石、黒曜石、そして黄金です!
あなたは真の冒険者としての勇気を示し、恐れを知らずに遺跡の奥へと突き進むのか、あるいはまた、それまでの戦利品をかかえて安全なキャンプに戻るのかを毎ターン決断しなければなりません。
遺跡の奥に入れば入るほど、危険は増し、無事に生還できる見込みもだんだん減っていきます。巨大グモ、動き回るミイラ、炎の噴出ワナ、毒ヘビなど、さまざまな障害があなたと仲間を待ち受けているからです。
しかし、ひるんでばかりはいられません。ここには底しれぬ価値をもつ遺物が眠っていると言い伝えられているのです。
恐怖を克服した者だけがそうした宝を掘り当てることができるのです。
あなたはどこまで命をかけることができるのでしょうか?どれだけ宝を掘り当てれば満足できるのでしょうか。
インカの黄金の埋葬品があなたを待っています。
(マニュアルより引用)
ゲームの内容物
- 神殿カード…5枚
- 探検家コマ…8個
男性コマと女性コマ、どちらを選んでも差はありません。 - テント…8枚
各プレイヤーが1枚ずつ使用。 - 探検カード…30枚
お宝カード15枚、障害カード15枚(5種類×3枚)。 - 遺物カード…5枚
5、7、8、10、12と記されたものが1枚ずつ。 - 宝石…110個
・トルコ石(緑色)…価値1ドル…60個
・黒曜石 (黒色)…価値5ドル…30個
・黄金(半透明黄色)…価値10ドル…20個
コンポーネントの見方
ゲームの目的、大まかな流れ、勝利条件
ゲームは5ラウンド行う。
5ラウンド終わったとき、持っていた宝石の価値が一番多いプレイヤーが勝利者。
準備・セッティング
次の手順で準備を行う。
- 各プレイヤーは、探検家コマとテントを1個ずつ受け取る。
- テーブルの中央に神殿カード5枚を伏せて並べ、「神殿」を作る。
- 遺物カード5枚を「神殿」の各カードの下に昇順で1枚ずつ、裏向きで差し込む。
すなわち、神殿「1」カードの下には遺物「5」カード、
神殿「2」カードの下には遺物「7」カードと順に差し込む。 - 宝石を「神殿」のわきにひとまとめにしておく。
これを「宝石の山」と呼ぶ。 - このゲームに最も慣れているプレイヤーが「親」。
全員が初めてプレイする場合、適当な方法で親を決める。
ゲームの流れ
ゲームは「神殿」カード1~5を舞台とした5ラウンドを行う。
始めに、ラウンド開始の準備を行う。
ラウンドの準備
「親」は神殿カードのうち、最も番号が小さいものと、その下にある遺物カードをめくり、全員に公開する。
探検カード(30枚)の中に、公開した遺物カードを加えてよくシャッフルする。
伏せてテーブル上に置き、このラウンド用の「山札」とする。
山札に混ぜた遺物カードは、このラウンド中に発見されなければ山札の中に残り、以後のラウンドで発見される可能性がある。
公開した「山札」カードを「通路のカード」と言う。
(神殿遺跡の奥深くへ続いていく「通路」のカード、という認識です)
ターンの流れ
ラウンドが終了するまで、次の手順を繰り返し行う。
(最初のターンは「3. 探検を続けるプレイヤー」から開始する)
- プレイヤーの決断
- キャンプに戻るプレイヤー
- 探検を続けるプレイヤー
- ラウンドの終了
1.プレイヤーの決断
プレイヤーはまだ危険な探検を続行するか、それともキャンプに戻るのかを「探検家コマを握るかどうか」で決めて発表する。
探検家コマを
- 「握る」 ⇒ 「キャンプに戻る」
- 「握らない」 ⇒ 「探検を続ける」
- キャンプに戻りたいプレイヤーは、手に自分の探検家コマをひそかに握り、挙を前に突き出す。
探検を続けたいプレイヤーは、探検家コマを握ったふりをして(反対の手に隠して)、拳を前に突き出す。 - 全員の準備が整ったら、親は「いっせーのせ!」と掛け声をかけ、それに合わせて各プレイヤーは拳を開き、キャンプに戻るプレイヤーは探検家コマを落とす。
探検を続けるプレイヤーは、ただ拳を開くだけ。
2.キャンプに戻るプレイヤー
「キャンプに戻る」プレイヤーがいる場合、次のことを実行する。
- 通路のカードの上に残されている宝石をすべて取り、キャンプに戻るプレイヤー間で均等に分ける。
必要なら宝石の山との間で両替する。
分け切れなかった宝石は通路のいずれかのカードの上に戻す。 - キャンプに戻ったプレイヤーは、そのラウンド中に受け取った宝石を自分のテントの中に入れる。
(テントの中に入れた宝石は安全で、失われることはない)
注意
他人のテントに触ったり、その中身を見て数えることはできない。
- 一人だけがキャンプに戻ったとき、通路に遺物カードがあれば、一人で全ての遺物カードを受け取ることができる。
(二人以上が戻ったときは、誰も受け取ることはできない)
受け取った遺物カードは自分のテントの脇に配置しておく。
※ 遺物カードは失われることはなく、ゲーム終了時にカードに記された数字分の価値となる。 - キャンプに戻ったプレイヤーは、このラウンドが終わるまでは何もできない。
3.探検を続けるプレイヤー
探検を続けるプレイヤーがいた場合、続行する。
山札の上から1枚めくり、神殿のわきに順番に並べる。
めくられたカードが障害カードだったときは、わかりやすいように「横にして」(90度傾けて)並べる。
どんなカードがめくられたかによって、以下の手順を行う。
お宝カードがめくられたとき
神殿の中にとどまっているプレイヤーたちは宝を発見したことになる。
カードに記された数字の宝石をこれらのプレイヤー間で均等に分ける。
(たとえば、4人のプレイヤーが神殿にとどまっているときに「11」のお宝カードがめくられた場合、各プレイヤーはお宝を「2」ずつ、すなわちトルコ石(価値1ドル)を2個ずつ受け取る。)
各プレイヤーは、受け取った宝石を自分のテントのわきに置いておく。
(まだ確保していないため、中には入れない)
分け切れなかった宝石は、この探検カードの上に置いておく。
上記例の場合、(11-2×4人=3で)3つ分の宝、つまりトルコ石3個を乗せておく。
遺物カードがめくられたとき
遺物カードは通常どおり通路に並べておく。
この遺物カードを受け取れるのは、「一人でキャンプに戻った」プレイヤーだけ。
障害カードがめくられたとき
その障害カードの絵が1枚目か2枚目かによって判定する。
- めくられた障害カードの絵が1枚目だった場合…
まだ何もおきない。
ただし、この先の危険度が高まる。
【注意】ラウンド開始1枚目が「障害カード」だった場合
ただちに山札からもう1枚めくって判定しなおしても良い。 - めくられた障害カードが2枚目だった場合…
神殿にとどまっていたプレイヤーたちは驚いて神殿から飛び出します。
この際、プレイヤーは手にしていた宝をすべて落としてしまいます。
そのため、キャンプのわきにおいていた宝石をすべて「宝石の山」に戻さなければならない。
同じ絵の障害カードが2枚出た時点で、このラウンドは終了。
今回めくられた「2枚目の」障害カードはゲームから取り除くことになる。
上記の流れを全プレイヤーが神殿から脱出するか、2枚目の同じ絵の障害物カードが出るまで続ける。
4.ラウンドの終了と次ラウンドの準備
ひとつのラウンドは、全員がキャンプに戻ったときか、あるいは同じ絵の障害カードが2枚めくられたときに終了する。
次のラウンド開始のための準備をする。
- 前ラウンド中に「2枚目」の障害カードがめくられていた場合
2枚目の障害カードを、このラウンドの神殿カードの下に一部重なるように差し込み、そのカードはもう使われることはない。
各プレイヤーは、取り除かれた障害カードの内容を確認することができる。 - 通路に遺物カードが残っていたら、そのカードは取り除く。
もう誰も手にいれることはできない。 - 通路に残っていた宝石と、無事にテントに戻れなかったプレイヤーのテント脇に残っていた宝石をすべて宝石の山に戻す。
- 親は山札や通路に残っていた探検カードを全て受け取り、次ラウンドの準備をする。
5ラウンド目まで繰り返し、5ラウンド目が終わると、ゲーム終了。
ゲームの終了
ゲームが終了したら、各プレイヤーはテントの中にある宝石や、受け取っていた遺物カードの価値を合計し、総得点をもとめる。
宝石は1ドル=1点として計算。
遺物カードはカードに記載の数値がそのまま得点。
総得点が最も多かったプレイヤーが勝利者。
もし首位のプレイヤーが2人以上いたら、遺物カードを最も多く受け取っていたプレイヤーの勝利。
それも同じなら引き分けです。もう1ゲームしてください。
コメント
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