豊田市ボードゲームファン

自分の所有するボードゲームのルール確認用でもあり、同時にボードゲームの面白さや魅力を発信することを目的としたブログです。

『アイランド / サバイブ!』+拡張版のインスト

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ゲームのタイトルが「アイランド」だったり、「サバイブ」だったり。
発売された時期によってタイトルが違うようです。

 

漫画:放課後さいころ倶楽部では「アイランド」で紹介されていました。
私が所持しているのは「サバイブ」30th anniversary edithon となっております。
1982年販売のゲームですが、面白いですよ。

 

 

ゲームの概要

プレイ人数:2~4人(拡張込みで6人まで)
 対象年齢:8歳以上
プレイ時間:45分
   作者: ジュリアン・コートランドスミス

 

どんなゲーム? 

陸地が沈む!海の怪物が襲ってくる!

脱出艇は壊され、海に落ち、怪物に襲われる!

イルカに助けてもらって、巨大イカは陸地にいても襲ってくる!(拡張版)

最後には火山も噴火して、死屍累々…。

何人の冒険者を脱出させることが出来るのか…。

島を沈めるのもプレイヤーなら、怪物を動かすのもプレイヤー。

みんなでワーワーキャーキャー言いながら盛り上がれるゲームです。

(いじめは禁止です)

 

設定・世界観

20世紀初頭…時はまさに探検と冒険の時代だった。
大洋に浮かぶ謎に包まれた伝説の島:アトランティスが発見され、莫大な富が隠されているとの噂が流れた。
そして、数多くの者達がアトランティスへと赴き、莫大な財宝や遺物を手に故郷へと帰らんとしていた。
しかし突如アトランティスは波間へと沈み始めたのだ!
果たして生還できるのは誰か?
(マニュアルより引用)

 

 

 

ゲームの内容物

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ゲームボード…1枚

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冒険者コマ…40個(4色×10個)

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陸地タイル…40枚(平地16、森林16、山岳8)

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海龍コマ5個、クジラコマ5個、サメコマ6個

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脱出艇コマ…12個

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怪物ダイス…1個

準備・セッティング

  1. 陸地タイルを表向き(平地、森林、山岳の面)にしてシャッフルし、ゲームボードの黒枠で囲まれた内側のマスにランダムに配置する。

  2. 海龍5個をゲームボード上の海龍アイコンのある5箇所のマスに配置する。

  3. プレイヤーは好きな色の冒険者10個脱出艇2個を受け取る。
    残りの脱出艇、サメ、クジラはゲーム中に登場するので脇に置いておく。

  4. 冒険者を配置する順番を決める。
    冒険者の底には1〜6の数字が書いてあり、数字は冒険者が見つけた宝物の価値を表している。
    数字が大きいほど安全な島まで脱出させた時の点数が高くなる
    他のプレイヤーに見えないように数字を確認して覚えておく。

  5. 最初に配置するプレイヤーから時計回り順にまだ冒険者が置かれていない陸地タイル1枚に1個ずつ配置する。
    その際、冒険者の数字を他プレイヤーに見られないように注意。
    全員が10個の冒険者を置き終わるまで繰り返す。
    4人でプレイする場合は全ての陸地タイルに冒険者コマが乗っている配置になる

  6. 続いて脱出艇コマを陸地タイルの隣の何も置かれていない海マスに1個ずつ配置し、全員が2個ずつ置くまで繰り返す。

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 冒険者コマに関する注意

ゲームが始まったら冒険者コマの底の数字はゲーム終了まで確認することも公開することもできない
(たとえ自分のコマでも、安全な島まで逃げ延びても、ゲームから取り除かれたりしても)
 
コメント
先行して配置するプレイヤーの方が有利になるため、公平を期すために時計回り順で置いたら次は最後に置いた人から逆時計回り順に配置するなどすると良いかと思います。
 

ゲームの目的、勝利条件

ゲーム終了時、安全な島まで辿り着かせることに成功した冒険者達の底に表示されている点数の合計が最も高いプレイヤーがゲームの勝利者となる。
 

ゲームの流れ

  • スタートプレイヤーから時計回り順に進行する。
    スタートプレイヤーを再度決め直しても良いと思います。
 
自分の手番では以下の手順を順に行う。
  1. 陸地タイル裏面に描かれた効果を実行する
    前の手番までに獲得した陸地タイル裏面を1枚だけ使用できる。
    (手元に陸地タイルがなければ、この手順は飛ばされる)

    陸地タイルの使用は手番の最初にのみ実行でき、冒険者が動いてからタイルを使用したり、手番中に獲得したタイルをすぐに使用することはできない

  2. 冒険者や脱出艇を移動させる。
    自分の冒険者や脱出艇を好きな組み合わせで合計3マスまで移動させることができる。

    例えば、冒険者2コマを脱出艇のあるマスへ1マスずつ動かし(この時点で合計2マス)、脱出艇を1マス動かすと、合計3マス動かしたことになる。
    (冒険者と脱出艇の移動ルールについては後述)

  3. 陸地タイルを1枚取り除く。
    アトランティスは徐々に沈んでいるため、陸地タイルを1枚取り除く。
    冒険者が乗っている陸地タイルを取り除くことも可能
    取り除いた陸地タイルの上にいた冒険者は、そのマスの海に落ちる

    取り除いた陸地タイルの裏面を他プレイヤーに見られないように確認する。
    そのタイルが緑枠の場合、すぐに実行する。
    赤枠の場合は他プレイヤーに見られないように手元に置いておく。
    (陸地タイルの使用 後述)

    取り除く陸地タイルには優先順位がある
    ・高さの低い、平地→森林→山岳の順に沈んでいく。
    (森林は全ての平地が取り除かれてから、山岳は全ての森林が取り除かれてから)

    海マスに隣接している陸地タイルが優先される
    もし平地が海に面しておらず、森林や山岳タイルに取り囲まれていたとしても、森林より先に平地を取り除く。

    ・ゲームボードの中心地(海龍コマがいるところ)の周辺は、海に隣接している扱いになる。

  4. 怪物ダイスを振って、怪物を移動させる。
    ダイスの目の怪物(海龍、サメ、クジラ)1体のみを移動させる。
    怪物たちは陸地には上がれない。そのため、陸地にいる冒険者は襲われない。

    他プレイヤーの冒険者を襲っても良いし、自分の冒険者を守るために遠ざけても良い。また、動かさないでも良い。
 

海の怪物たち

海龍、サメ、クジラはお互いに影響を及ぼすことはなく、また同じマスに配置できる。
ゲームボード上にまだ配置されていない怪物の目が出た場合は、何も起きない。
 

海龍

1マス移動できる。
海龍は脱出艇を壊し、冒険者(泳者)を襲う
海龍と冒険者の乗っている脱出艇や冒険者(泳者)が同じマスに移動した場合、脱出艇と冒険者(泳者)をゲームボード上から取り除く。
誰も乗っていない脱出艇は襲われず、何も起きない。
 

サメ

2マスまで移動できる。
サメは泳者を襲う
サメと同じマス目にいる泳者をゲームボード上から取り除く。
脱出艇に乗っている冒険者は襲われず何も起きない。
サメが移動して、泳者を取り除いた場合はそこで移動は終了する。
 

クジラ

3マスまで移動できる。
クジラは冒険者の乗っている脱出艇を壊す
泳者は襲わないため、同じマスになっても何も起きない。
(ただし、脱出艇を壊した時に同じマスにサメがいたら、泳者となった冒険者は襲われてゲームボード上から取り除かれる)
海龍同様、誰も乗っていない脱出艇は襲われず、何も起きない。
サメ同様、移動して、脱出艇を取り除いた場合はそこで移動は終了する。
 

冒険者と脱出艇の移動

冒険者と脱出艇は一手番で3マスまで動かせることができる。
1つを3マス動かしても良いし、3つを1マスずつ、2つを2マスと1マス動かす、でも良い。
 

陸地の冒険者

隣接する陸地タイルへ、陸地の高低差は関係なく移動させることができる。

1つのマスには自分、他プレイヤー関わらず、複数個の冒険者を配置することができる
 
陸地にいる冒険者を隣接する脱出艇へ乗せることができる。また、脱出艇から隣接する別の脱出艇へ乗り換えることもできる。

他プレイヤーが既に乗っている脱出艇にも空きがあれば乗せることができる。
(1隻の脱出艇につき、3人まで乗れる)
 
冒険者は一度島を離れたら(脱出艇に乗ったか、泳者になった場合)、陸地に戻ることはできない
 

海上の冒険者(泳者)

冒険者は陸地から隣接の海マスに飛び降りる、乗っている脱出艇から飛び降りる、陸地マスが取り除かれて海に落ちる、クジラによって脱出艇が壊された場合に『泳者』になる。
 
泳者コマは手番中に1マスしか移動できない
陸地から海への移動や、脱出艇から海へ飛び降りるのもこの1回にカウントする。
1回の手番中に、海に落ちる→1マス動くはできない
 
泳者コマを隣接する脱出艇に乗せることはできない
(泳ぐ→乗る、で2手となるため。泳者は1手しか行動ができない)
脱出艇が泳者のいるマスまで来て、泳者が乗ることはできる。
 
陸地同様に、1つの海マスに自分、他プレイヤー関わらず、複数個の冒険者コマを配置することができる。
 
泳者が海龍やサメのいるマスに移動したら、通り抜けはできず、襲われるので直ちに取り除く。
 

脱出艇

誰も乗っていない脱出艇は誰でも動かせる
(脱出艇の1マス移動も手番の1手に数える)
 
1つの海マスには1つの脱出艇しか配置できない
 
1つの脱出艇には3人まで冒険者が乗れる。複数プレイヤーが乗ることも可能
 
複数の色の冒険者が乗っている脱出艇は、 もっとも多く乗せているプレイヤーが支配していることとなり、そのプレイヤーのみが動かせる。
脱出艇に乗っている複数の色の冒険者が同数の場合、その脱出艇に乗っているコマのプレイヤー全員が動かせる
(1体ずつ3人のプレイヤーが乗せていれば3人とも動かせる)
 
乗員がいる脱出艇のマスに海龍が移動した場合、脱出艇と乗員コマすべてを取り除く。
クジラが移動してきた場合は、脱出艇を取り除いて、乗員は全員泳者になる。
 

安全な島への到達

冒険者はゲームボード四隅の安全な島に隣接する2つの海マスのいずれかに到達した場合に、島に上陸できる。
ただし、海マスから島へ上陸するのは1手と数える
 

陸地タイルの内容

陸地タイルを取り除いたとき、他プレイヤーに見られないように陸地タイルの裏面を確認する。
タイル裏面は3種類に分類され、
  • (緑枠)即座に実行する
  • (赤枠)自分のターンの最初に使用する。使用するタイミングは任意。
  • (赤枠に×)怪物が侵入してきたときに使用する。防衛タイル
 

緑枠のタイル

即座に公開して実行する。

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サメの絵
サメを置き場から1個取り、取った陸地タイルが置かれていた海マスに配置する。
そのマスにいる冒険者は取り除かれる。
 
クジラの絵
クジラを置き場から1個取り、取った陸地タイルが置かれていた海マスに配置する。
 
脱出艇の絵
脱出艇を置き場から1個取り、取った陸地タイルが置かれていた海マスに配置する。
そのマスにいる冒険者は脱出艇に乗る。
もし、そのマスに冒険者が4個以上いた場合は、陸地タイルを取り除いたプレイヤーが3個選んで乗せる。
 
渦巻きの絵
渦巻きが発生して、取った陸地タイルのマスと、その隣接する海マスに配置されているすべての泳者、海龍、サメ、クジラ、脱出艇を取り除く
隣接マスが陸地の場合は影響を受けない
 
火山噴火
ゲーム終盤で取り除かれる山岳タイルの内、1枚だけある。
火山噴火のタイルを誰かが引いた時点でゲーム終了となる。
 

赤枠のタイル

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入手したら伏せたまま自分の前に置いておく。
自分のターンの開始時に1枚だけ使用することができる。使用しなくても良い。
陸地タイルをめくって入手してもすぐには使用できず、使うことが出来るのは次のターンから
使用したらそのタイルはゲームから取り除く。
 
イルカの絵
イルカは泳者を1個だけ助けてくれる。
泳者コマ1個を3マスまで移動させることが出来る。
 
脱出艇の絵
風向きに恵まれた。
自分の支配している脱出艇1隻を3マスまで移動させることが出来る。
 
海龍/サメ/クジラの絵
ゲームボード上のいずれか1つの海龍/サメ/クジラを何も置かれていない海マスへ移動させることが出来る。
 

赤枠にバツのタイル:防衛タイル

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入手したら伏せたまま自分の前に置いておく。
怪物が自分の冒険者や脱出艇のいるマスに侵入してきたときに使用することが出来る。(使用しなくても良い)
使用したらそのタイルはゲームから取り除く。
 
サメに×の絵
自分の泳者がいる海マスにサメが侵入してきた時に使用する。
そのサメはゲームから取り除かれ、泳者はそのマスに残ったままとなる。
 
クジラに×の絵
自分の脱出艇がいる海マスにクジラが侵入してきたときに使用する。
自分が支配していない脱出艇には使用できない
そのクジラはゲームから取り除かれ、脱出艇はそのマスに残ったままとなる。
 

ゲームの終了と勝利者

山岳タイルの内、1枚だけに描かれた火山噴火を誰かがめくった時点で火山噴火が直ちに始まり、アトランティスの残りの陸地は、まだ安全な島に到達していない冒険者共々、海底に没しゲーム終了となる。
 
各プレイヤーは安全な島まで逃げることのできた自分の冒険者コマの底に記されている得点を公開し、合計する。

合計得点が最も高かったプレイヤーが勝者となる。
同点の場合は助けた冒険者コマが多い方が勝利者。
それでも同点だった場合は、最も点数の高い冒険者コマを助けていた方が勝者。
されにそれでも同点だった場合は、手番が少ない方(めくったタイルが少ない方)が勝者。
それまでも同じであった場合は、両者ともに勝利者
(拡張キットマニュアルに記載あり)
 

途中で冒険者コマが全員いなくなった…

冒険者や脱出艇の移動は行えず、陸地タイルを取り除くことと、怪物ダイスを振って移動させることを行う。
(と、マニュアルにはあるけど実際にはゲーム離脱でよいと思っている)
 

その他のルール

2人ゲームの場合

2人でプレイする場合、プレイヤー1人につき2色の冒険者コマを受け持つ、でも良い。
(アトランティス大陸の過疎状態を防ぎ、ゲームに緊張感をもたせるため)
ゲーム終了時の得点計算は2色の合計で計算する。
 

挑戦ルール

挑戦ルールを採用することでゲームのバリエーションや難易度に変化を与える。
 

挑戦ルール1:人口密集!

ゲームの準備の際、海マスに接していない陸地タイルには冒険者コマを2個まで配置できる。
島の外周の海マス隣接の陸地には1個しか配置できない。
 

挑戦ルール2:誰も残っていないな!

最後の冒険者コマがゲームボードから取り除かれるまで続ける。
(安全な島にたどり着くか、怪物や渦巻きによって取り除かれるまで。たとえすべての陸地タイルが取り除かれても続ける)
火山噴火タイルを引いた場合は、渦巻きタイルとして処理する
 

挑戦ルール3:誰しも平等である!

安全な島までたどり着いた冒険者コマの個数が多いプレイヤーの勝利とする。
冒険者コマの底面の数字は無視する。
(ルールが難しいと感じる子供などはこちらのルールで)
 

挑戦ルール4:アトランティスは沈んだ!

最後の陸地タイルが取り除かれたときにゲーム終了とする。
挑戦ルール2同様に 火山噴火は渦巻きとして処理する
 

拡張キット:イカとイルカと追加プレイヤー

この拡張キットを使うとプレイ人数を6人まで増やせる。
拡張キット:イルカの来援、巨大イカの逆襲とあわせて遊べる。
 

内容物

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冒険者コマ…20個(橙10個、白10個)
 

基本ゲームからの変更点

5、6人ゲームでの準備
【5人の場合】
  • 全員1点と3点の冒険者コマ1個ずつを使用しない。
  • 1番手と2番手は脱出艇コマを1個ずつ配置、3番手以降は2個ずつ配置
    (先行が有利のため)

 

【6人の場合】
  • 全員1点、2点、3点の冒険者コマ1個ずつを使用しない。
  • 5番手と6番手は最後の冒険者コマの配置がすでに誰かが配置されている陸地マスに配置することになる。
    この時、自分の色の冒険者コマが置かれているマスには配置できない
  • 1番手~4番手は脱出艇を1個ずつ、5番手と6番手は2個ずつ配置
    (先行が有利のため)
 

新たな挑戦ルール:人口過密!

この挑戦ルールはより破滅的で狂気に満ちた楽しさを求めているプレーヤーのためにあります。
プレイヤーはそのすべてを救うには多すぎる冒険者コマを危険な海岸に集め、できる限り多くの冒険者コマを脱出艇に乗せて安全な地へ導かなくてはなりません
(マニュアルから引用)

 

  • この挑戦ルールは5人、または6人ゲームの時のみに採用できる。
  • 全員は10個の冒険者コマと2個の脱出艇コマを受け取る。
  • 通常ルール同様に、まだ誰も配置されていない地形タイルから順番に配置していく。
  • すべての地形タイルに冒険者が配置された後は、一つの地形タイルに2個目の冒険者コマを配置する。
    ※ すでに2個置かれている地形には配置できない。
    ※ すでに自分の色の冒険者が配置されているところには配置できない。
 
ゲームの進行は基本ルールと同様ですが、例外ルールとして…

例外ルール1

  • 複数プレイヤーの冒険者コマが乗っている地形タイルが取り除かれた場合に限り、その地形タイルにいた冒険者コマを1マス動かすことが出来る。

  • この時取り除かれたタイルが緑色(即座に実行する)だった場合は、タイルの効果を実行してから移動させる。
    (そのタイルがサメや渦巻きだった場合は、ゲームから取り除かれることになる)

  • 例外的に「1マス動かすことが出来る」ため、動かさなくてよい。

  • 怪物ダイスを振るのは、この特別な移動を終えてから振ることになる。

 

例外ルール2

  • 地形タイルの裏面が緑枠の脱出艇だった場合で、ボード脇から補充する脱出艇がなかった場合は、ゲームボード上にある誰も乗っていない脱出艇を1つ選んで、そのタイルがめくられたマスに配置する。

  • もし誰も乗っていない脱出艇がなければ、何も起きない。
 

拡張キット:イルカの来援

このエクスパンションでアイランドに登場する怪物たちはさらに危険なものとなるが……頼もしい味方も訪れる!
 
すべての怪物たちは、新たに恐るべき『潜水』能力を得て、3マスまで移動できる速さを得るかもしれない。
この『潜水』は新たに加わる青い『潜水』ダイスによって決められ、冒険者たちの生存はさらに困難を極めるだろう。
しかし一方、友好的なイルカの群れが現れることもある。
彼らは海に投げ出された泳者達を恐るべき怪物から助けてくれるだろう
(マニュアルから引用)

 

内容物

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イルカコマ…4個

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潜水ダイス(青)…2個、怪物ダイス(赤)…1個
 

新たな挑戦ルール6:イルカと水中からの怪物!

基本ルールからの変更点
【変更1】
  • 怪物ダイス(赤)は使用せず、代わりに潜水ダイス(青)2個と、イルカコマ(4個)を使用する。

  • ゲーム中「赤枠のイルカ」タイルが出たときに、
  1. 全員にこのタイルを引いたことを公開する。

  2. イルカコマをその陸地タイルが置かれていた海マスに配置する。

  3. この陸地タイルをゲームから取り除く。
 
【変更2】
  • 4番目の手順「怪物ダイスを振って怪物を移動させる」の代わりに潜水ダイス(青)を2個とも振る。

  • イルカを含むすべての海の生き物は潜水ダイスによって移動する。

  • 潜水ダイスの一つは海龍、サメ、クジラ、イルカ、乗員のいない脱出艇、ヒトデのどれかが示されており、出た目の生き物を動かす。
    ヒトデの場合は何を動かすか自由に選べる。
  • もう一つの潜水ダイスには「1」~「3」と「D」の目があり、何マスまで移動できるかを示している。
    数字の場合は、その数まで選んだコマを移動させる。

  • 「D」の目の場合は、選んだ生き物や脱出艇を何も置かれていない海マスまでワープさせる
    (「D」はDive(潜水)、Drift(漂流)を表しているそうです)

  • 冒険者が乗っている脱出艇は動かせない。
    誰も乗っていない脱出艇がなければ何も起きない。
 

イルカは僕らの友達!(イルカコマのルール)

イルカは、泳者を守ってくれる。

  • 泳者とイルカが同じマスに移動した場合、 泳者はイルカに守られていることになる。

  • イルカに守られている泳者は、怪物(海龍、サメ)により取り除かれることはない。
    (ただし、渦巻きが起きたらイルカ共々ゲームから取り除かれる)

  • イルカは1体につき、泳者1人のみを守ることが出来る。

  • 泳者2体以上のマスにイルカ1体が移動した場合、どの泳者を守るのかを選び、わかるように配置する

  • 複数のイルカが同じマスに配置することは可能。同数の冒険者を守ることも可能。

  • 冒険者を守っているイルカを他のプレイヤーがダイスでイルカの目を出せばイルカだけ移動させることは可能

  • その場合、基本ルール同様に守られていない泳者はサメや海龍によりゲームから取り除かれる。

  • イルカコマは他の怪物コマや脱出艇と同じマスにいることが出来る。

  • イルカに守られている泳者は移動するときにイルカと一緒に移動する
    基本ルール同様に1マスまで

  • イルカは陸にあがったり、脱出艇に乗ることはできない。

  • 潜水ダイスでイルカコマを動かすことになったとき、複数の泳者のいるマスのイルカコマを選び、他のマスに移動させずに守っている泳者を別の泳者に替えることが出来る。
 

拡張キット:巨大イカの逆襲

アイランドに登場するクジラと、この拡張に登場する巨大イカは海中で生存競争を繰り広げている。
広い海洋でお互いにある時は襲う側となり、ある時は襲われる側となっているのだ。
しかし時としてその獲物はそれぞれ別なものとなる場合がある。
クジラは依然脱出していく船を襲うが、巨大イカは海上の人を襲い、船を襲うだけでなく、沿岸にいる冒険者をも襲い喰らうのだ!
(マニュアルから引用)
 

内容物

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巨大イカコマ…5個
 

巨大イカのルール

巨大イカは陸上や脱出艇に乗っている冒険者を襲う。
クジラと生存競争を繰り返しているため、クジラと巨大イカが同じマスに止まったとき、そのマスに侵入された方をゲームから取り除く。

 

タイルをめくった結果、クジラが現れる場合、同時に巨大イカが姿を現します
  • 巨大イカは陸地に接している何も置かれていない海タイルの上に配置する

  • 巨大イカが冒険者が置かれている陸地タイルの隣に配置された場合、その陸地タイルの冒険者を1体を選んでゲームから取り除く。

  • 巨大イカが冒険者の乗っている脱出艇と同じマスに侵入した時、脱出艇に乗っている冒険者1体を選んでゲームから取り除く。

  • 地形タイルをめくったときにクジラのワープタイル(赤枠)やダイス(怪物ダイス、潜水ダイス)でクジラを動かす場合、クジラの代わりに巨大イカを動かすことができる。
 

巨大イカの移動

  • クジラのワープタイル(赤枠)で移動させる場合
    クジラの代わりに巨大イカを何も置かれていない海マスへ移動させることが出来る。

  • 怪物ダイス(赤)でクジラの目が出た場合
    クジラの代わりに巨大イカを3マスまで動かすことができる。

  • 潜水ダイス(青)でクジラの目が出た場合
    もう1つの数字ダイスの目の数まで移動できる。またはワープ(潜水)できる
 

巨大イカの動き

  • 巨大イカが冒険者が乗っている脱出艇と同じマスに侵入したら、脱出艇に乗っている冒険者を1つゲームから取り除く。

  • 巨大イカが冒険者のいる陸地タイルに隣接したら、陸地にいる冒険者コマを1つゲームから取り除く。

  • 冒険者のいる脱出艇と陸地、同時に隣接した場合は、 どちらかを選択する。

  • 巨大イカは泳者は襲えない(らしいです)。ルールにない
 
巨大イカとクジラが同じマスになる場合(侵入された方を取り除く)
  • 巨大イカがクジラのいるマスに侵入したら
    クジラをゲームから取り除く

  • クジラが巨大イカのいるマスに侵入したら
    巨大イカをゲームから取り除く
 
巨大イカとクジラ、冒険者、脱出艇が同じマスになる場合
ケースとして、
  1. 冒険者が2体以上乗っている脱出艇に巨大イカが侵入してくる
    ⇒冒険者1体をゲームから取り除く

  2. クジラが同じマスに侵入してくる。
    ⇒巨大イカをゲームから取り除く。同時に脱出艇を壊す
    (クジラは冒険者の乗っていない脱出艇は壊さない)
 
逆パターンで
  1. 冒険者が2体以上乗っている脱出艇にクジラが侵入してくる。
    ⇒脱出艇のみをゲームから取り除いて、冒険者2体は泳者2体となる。

  2. 巨大イカが同じマスに侵入してくる。
    ⇒巨大イカは泳者を襲わないので、クジラのみをゲームから取り除く
 
その他注意ルール
  • 乗員のいる脱出艇は巨大イカのいるマスに侵入できない
    脱出艇の支配権を持っているプレイヤーが、あえて巨大イカのいるマスに侵入して、他プレイヤーの冒険者を取り除かせることはできない。

  • 渦巻きの効果は巨大イカにも適用される
    (つまり、ゲームから取り除かれる)

  • 巨大イカ、海龍、サメ、イルカはお互いに何の影響も与えない。
    そのため、同じマスに配置することが出来る。
 
選択ルール1
巨大イカをクジラの代わりにのみ使用する。
そのため、巨大イカとクジラは争わず、その他は上記ルール同様。
 
選択ルール2
巨大イカが登場した時に、そこが冒険者のいる陸地タイルに接していても、その場では何も起きないことにする。
(救済ルール)

 

コメント

1982年のボードゲームですが、現在でも楽しく遊べます。

ちょっと例外ルールが多いけど…。

そんなときはこのブログを参考に…。

 

怪物が出てくるときやサメが出てくるときなどは某映画のBGMなどを口ずさみながら登場させたり、脱出艇破壊の効果音をつけたり。

怪物の攻撃を潜り抜けながら、安全な島まで脱出するとファインプレイだと盛り上がったり、「今助けに行くぞー」なんてヒーローごっこしたり、かと思えば火山噴火が目前で仲間を見捨てていったり。

集中攻撃をくらうとあっという間に全滅させられるので、いじめなどないように遊びましょう(ボードゲームってほとんどそうかもですけど) 

 

 

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