豊田市ボードゲームファン

自分の所有するボードゲームのルール確認用でもあり、同時にボードゲームの面白さや魅力を発信することを目的としたブログです。

『ザ・マインド』のインスト

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ゲームの概要

ドイツ年間ゲーム大賞2018ノミネート

プレイ人数:2~4人
 対象年齢:8歳以上
プレイ時間:20分程度
   作者:ヴォルフガング・ウォルーシュ

 

コメント

プレイ人数は4人までとなっていますが、やろうと思えば10人以上でも可能です。
(その分、難易度は上がりますが…)

プレイ時間は数分~何時間でもやれます。体力と精神力が持つ限り楽しめます。
なにより、20分でクリアはたぶん不可能…

 

設定・世界観

「ザ・マインド」は普通のゲームではありません。
どこか実験的であり、無限の境地への旅でもあり、最も手軽に体験できる独創的な協力ゲームです。
もし最後のレベルまで到達し、クリアできたなら、あなたがたは無意識の果てに第六感を共有するという至高の境地に至ることが出来るでしょう。


あなたがたは1つのチームとして「己」に挑戦します。
互いに情報交換することは許されません。
でありながら、あなたがたが意識の世界でひとつになればゲームとして機能するのです!


あなたが最後のレベルを乗り越えたとき、その精神は至上へと達するのです。

(パッケージから引用)

 

このゲームは全員で協力して1~100までの数字カードを小さい順番に出していき、全員の手札がなくなればレベルクリア。
途中で順番通りに出すことが出来なくなった時点で失敗となります。

 

重要な点として、数字カードを人に見せたり、手札に関することや誰がカードを出すかを相談してはいけません。話し合い、ジェスチャーや合図などによる意思疎通も行ってはいけません

 

 

ゲームの内容物

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数字カード 100枚(1~100)

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レベルカード 12枚(レベル1~12)

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ヒットポイントカード 5枚

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手裏剣カード 5枚
カードサイズ

59×90mm

 

準備・セッティング

プレイ人数によってレベルカード、ヒットポイントカード、手裏剣カードのスタート枚数が変わります。

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  1. 数字カードをよくシャッフルして、一つにまとめておく。

  2. レベル、ヒットポイント、手裏剣カードを全員から見える位置に置いておく

 

ゲームの流れ

  • レベル1からスタート(数字カード1枚ずつ)

  • 各プレイヤーに数字カードを1枚ずつ伏せて配る。
    配られたカードは他のプレイヤーに見られないように手に持つ。

  • 余った数字カードはこのラウンドでは使用しないため、脇によけておく。

 

  • 全員が一切コミュニケーションを取らない状態で、「自分が一番数字が小さい」と思った人からカードを場に出していく。

  • 全員の手札がなくなったらレベルクリアー、途中で出す順番が違ってしまったら失敗

 

「失敗」の場合

  • 場に置かれているヒットポイントカードを1枚よける。

  • 場に出された数字カードよりも小さいカードを持つプレイヤーは、それらのカードを手札から公開して、脇によけておく。

  • 再開する。

 

「クリアー」の場合

  • 100枚の数字カードを集めてシャッフルする。

  • (レベル2の場合)数字カードを2枚ずつ配る。

  • 以下、繰り返し
    (レベル3なら3枚ずつ、レベル4なら4枚ずつ)

 

成功ボーナス

一定のレベルをクリアすると手裏剣カードやヒットポイントカードが追加される。

レベルカード右下に書かれたのがそのレベルをクリアした時にボーナスとしてもらえる。

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右下に記載されたアイテムがもらえる
注意

ヒットポイントカードは5枚、手裏剣カードは3枚までしか持てない。

 

手裏剣カードの使用

手裏剣カードは全員のカードの内、一番小さい数字カードを捨てることが出来る。

この時、 捨てる数字カードは公開する。

  • 各プレイヤーは、いつでも誰でも手裏剣カードの使用を提案できる。

  • 提案は手を挙げる、カードを指さす、などして行う。

  • 提案に全員が賛成であれば、手裏剣カードの使用ができる。
    誰か一人でも賛成でなければ使用はできない

  • 全員が一番小さい手札の数字カードを捨てたら、手裏剣カードを1枚脇によけて、再開する。

 

ゲームの終了

最後のレベルをクリアしたらプレイヤー全員の勝利。

ヒットポイントがなくなったら全員の敗北。

再開する場合はレベル1から。

 

新たな挑戦「ブラインドモード」

勝利した場合、「ブラインドモード」に突入。

終了時に保有していたヒットポイントと手裏剣カードを継続したままレベル1から開始。

  • 「ブラインドモード」では、場に出す数字カードを公開しない

  • 伏せたままプレイし、数字カードを積み上げる。

  • 全員の手札を出し切った後に山札を公開し、数字の小さい順にプレイされているかを確認する。

  • 出来ていなければ「失敗」。
    ヒットポイント1点失う。

  • 「成功」していたらレベルを上げて続行。

果たして何レベルまでクリアできるでしょうか。

 

このゲームの本当の目的?

「ザ・マインド」はプレイヤー同士の時間感覚とタイミングのシンクロが問われるゲームです。

 

低い数字の手札は早めに出すことになるでしょう。
おそらく「5」のカードはいち早く出さなければタイミングを逸してしまうでしょう。
しかし、「80」はしばらく手札にためておき、いいタイミングで見計らって出さなければなりません。

そうしたタイミングのセンスが問われます。

 

ゲームが進むにつれ、プレイヤー間で「共通のシンクロの感覚」というものが次第に養われていく事になるでしょう。

 

各プレイヤーは、いま自分の手札にある特定の数字カードをどのくらい待って、どのタイミングで出すべきなのか、次第にうまく見積もれるようになってゆきます。

 

最初は単なる運任せになってしまうかもしれません。

しかし、しばらくプレイすると、誰でもだんだんタイミングが計る腕が上がってきます。

 

各レベルの開始時に集中力を高めてください。

「私たちは真にシンクロ(同期)しています!」と言えるようになるでしょう。

 

声に出してカウントダウンを行ってはいけません。各プレイヤーの頭の中でそれぞれ「カウントダウン」が行われるのです。
数字ひとつにかける時間はおそらく1秒にも満たないでしょう。
しかも、レベルごとにその長さは変わってくるのです。

 

このゲームの秘訣は、「今がこのカードをプレイするべきタイミングだ」という感覚をいかに磨いていくのか、それにかかっています。

 

全プレイヤーは同じチームのメンバーとして真の調和とシンクロが求められるのです。

そしてやがてチームの心は1つとなるのです!!

(説明書より抜粋)

 

コメント

ルールを上記の通り、色々書いていますが、つまりは

  • コミュニケーションは一切取らない
  • 1~100までの数字を小さい順に出す
  • 困ったらアイテム使う(ただし使ったらなくなる)

この3点を守っていたら、自分たちでルール改変しても良いと思いながらやっています。
数字に直接かかわらなければしゃべっても良いと思うし、わいわい言いながらプレイしても良いと思ってます。

 

失敗したら、ヒットポイントを失点して再開するではなく、レベルの最初からやり直すという難しいモードも良いと思いますし、レベルクリアしたらアイテムが回復する、というルールでも良いと思います。

 

単純なゲームなのに、やたら盛り上がるので、まずはやってみることをお勧めします。

 

 

 

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